先日、アイカさんで行われてた「ミラノデザインウィーク レポート2019」を聞きに行ってきました。
アイカさんのレポートは久しぶりに行きましたが、良質な冊子と内容で、満足いくレポートでした!
内容が盛りだくさんだったので、ちょっと抜粋してご紹介したいと思います。
まず、スタイルのトレンドで挙げられていたのが、
<COMFORT & LUXURY>
心地よさとラグジュアリーの追求。正円をベースにした優しいフォルムと上質な素材使いで、心地よさとラグジュアリーを追求。組み合わせ次第でリビングにもパブリックにも応用できる。
で象徴的なのが、ラグジュアリー家具メーカー「Minotti(ミノッティ)」の上の展示。
角のとれた優しいフォルムで、ラグジュアリーな演出が今っぽい。画像ではちょっと切れてますが、テラコッタカラーでアクセント(パーソナルチェア)をつけるのもトレンドです♪
あと、今年の注目として挙げられていたのが、
<S.Project>
トータルブランドへの新しい試みで、
「マルチセクター(他業種)」「相乗効果」「クオリティ」
をキーワードに、インテリア・アウトドア家具、照明、音響、マテリアルなど、家具業界のさまざまなジャンルを横断して展示したエリアです。
B&Bイタリア(家具)とFLOS(照明)とLouis Poulsen(照明)が”DESIGN Holding”という新しいグループを立ち上げて初めての展示だそうです。
入口はこんな感じの「インタラクティブ ウォール」。
歴代の名作デザインやデザイナー、建築家が描かれていて、壁のグラフィックのあるポイントに触れると光や絵が動き、建築やデザイン好きなら「わかるわかる!」というあるあるエピソードが展開されます。
それぞれの展示。
あと、日本から唯一このエリアに出展したのが「マルニ木工」。
B&Bなど世界的なブランドと肩を並べて出展しているのはスゴイことだとおもうのですが、その決め手になったのは、
Apple Store Milano に「ヒロシマ チェア」は採用されたことが大きいといわれています。
これが「ヒロシマ チェア」。
これまた世界で活躍する深澤直人氏のデザインで、 ナチュラルな木肌を生かしたシンプルで優美なラインが特徴 。
一見APPLEのイメージとはかけ離れている?このチェアが採用されたということは、こういう癒し感や優しさ、手仕事の良さが求められているということかな。
優しいフォルムやカラーや、競争主義ではなく「共同で作り上げていく」というところから、ビジネスにも「女性性」がどんどん入り込んできているなぁと感じます。
今後のビジネスのありかたも、表面的なものではなく思想として、「弱者や地球に対する優しさ」や「共に力を合わせて作り上げること」抜きにしては、生き残っていけないのではないでしょうか。
他にも色々気になるトピックがありましたので、それはまたアップしていきたいと思います^^
*おまけ
美しすぎるミラノのアップルストア