AIはインテリア業界にも参入してきていることをハッキリ知った、
家具メーカー「カルテル」が、AIがデザインしたチェアを発表!
というニュース。
とうとうAIが家具をデザインするようになったんですね!
で、そのチェアとはこちら。
うん。美しいですね。
厳密には、デザイナー フィリップ・スタイルとのコラボですが。
”スタルクがチェアに関する包括的なビジョンを提示し、カルテルが射出成形による製造を行うための要件を満たすよう、先進的なジェネレーティブ デザイン アルゴリズムが無数のデザイン オプションを出力。この A.I チェアは人間とマシンのコラボレーションにおける躍進であり、2019年夏からカルテルのショールームにお目見えする予定だ。 ”
フィリップ・スタルクへの質問と返答が興味深い。
この A.I チェアは、ジェネレーティブ デザインをどう活用して作られたのでしょうか?
私はこれまで、インテリジェントで多様性に溢れる、優れたチェアを多数デザインしてきた。だが、やがてそれは同じ脳、つまり同じ人間に属する脳から生まれたもので、同じ知性とロジックによるものだという理解に至った。別の表現をすれば、私が頭を絞り、皆があらゆる方法で脳ミソを振り絞ったとしても、あるいは我々皆が天才で偉大なデザイナーであったとしても、そこから生まれるのは似たようなものだ。我々の DNA やバックグラウンド、構造では、別の方法で行うことはできない。それには飽き飽きしているが、この創造性の吹き溜まりから AI によって脱出することに、大きな希望を抱いている。
チェスのグランドマスターであるガルリ・カスパロフがコンピューターに敗北したのを見て、私は自分を彼に重ね合わせた。現在、我々は同じ場所に立っている。カスパロフは特定の状況で敗れ、私は特定の状況で戦った。A.I チェアは素晴らしい自由、革命の始まりであり、これは人間の革命では提供できないものだ。
テクノロジーは天才の能力を持つと思われますか?
現時点ではノーだ。制限されたメモリーに依存しているからね。だが AI はすぐに成長し、より洗練されたフィーリングを持てるようになる。恋に落ちたり、恐れを感じたり、希望や夢を持つようになれば、天才になれるだろう。
ちょっとしたデザインなら、もうコンピューターがパパッとやってしまう時代はもうすぐそこですね。ってか、もうきてるのかな?
人間特有の「感情」がキーワード。
私は昔から、”眠ってる間にみた夢が、映像でみれるようになったらいいのにな~”と思っているのですが、
私が想像した空間をすぐに映像化できたら、お客様への提案も早いし、分かりやすいのになーと思うのです。(笑)提案シートとか作らなくてもいいし、あとは自動でAIが発注してくれるみたいな。
そんな時代、生きている間にきたりして。