2022-06-21

◆吹き抜け天井照明のプランニングのポイント

インテリアコーディネートは、内装材、家具、カーテン、照明、小物と色々なアイテムの組み合わせで構成されていますが、中でも「照明」のプランニングは一番難しいのではと思います。

特に、吹き抜けの照明プランニングとか・・・!

普通の天井高さ(2500mmぐらい)であれば、ある程度明るさが想像できますが、「吹き抜け」になったとたん、「う〜ん、照度は足りるのかな??」となってしまいます^^;

で、照明メーカーのDAIKO(大光電機)さんによる「吹き抜けの照明プラン塾@オンライン」を受講しました^^

吹き抜け照明をプランする時の考え方、注意点、器具の使い分けなどなど、実例写真たっぷりで本当に学びが多かったです。

備忘録としてちょっとメモ。

まず考え方として、「上空(空間上部)の明るさ」と「地明かり(手元の明るさ)」を組み合わせるということ。

そして、

“明るさは距離の二乗に反比例する”

の法則により、天井高が2倍(5000mm)になれば、同じ明るさのダウンライトでも、明るさは1/4になってしまいます。

では、どうやってダウンライトを選べばいいのか?

例えば、ダウンライトで考えるなら、上空は「拡散タイプ」のダウンライトで明るさを確保し、手元は「集光タイプ」のダウンライトを組み合わせます。

拡散タイプとは光が広がるタイプのダウンライトで、このオレンジで囲んだ数字が60度になっているものがそうです。

光が広がるので、空間上部を明るくしてくれます。

一方、集光タイプのダウンライトはこの数字が25度になっているものです。

光が集約される分、同じワット数の拡散タイプのダウンライトに比べ、下の方まで光が届き手元の明るさが確保できるという訳です。

もちろんダウンライトだけではなく、壁面のスポットライト、ブラケット、間接照明などを組み合わせでプランするのですが、平面図だけではなく、

立体(壁の情報)も確認して考える

ことによって、最適な器具をセレクトします。

あと、コーブ照明やコーニス照明(ググってね)などの間接照明も有効だそう。間接照明って、照度が心配かもしれないけど、照度的には数字で見てもOKだそうですよ。

また、吹き抜けにシーリングファンをつけることも多いですが、下手にダウンライトを近くにつけると、壁面にファンの影ができて、ファンが回るたびに影がグルグル。。。という状態にも。(ちょっと鬱陶しいですね)

それを避けるために、ダウンライトはシーリングファンの高さ以上の距離を離す、または間接照明を使うなど。ちなみに、間接照明は、影が出にくいそうです。

他にもいろいろありましたが、ホント勉強になったなー。

商品知識も大事だけど、こういうプランニングに関する勉強は役に立ちますね。

今や商品知識なんかネットでもいくらでも得られるので、プロとして大事なのは、こういう専門知識を勉強して積み重ねられるかということかなと思います。

あと、こういうお勉強系のセミナーは、オンラインのほうが私は学びやすいと思いました。

会場とかショールームだと、スライドが見えにくかったり(目が悪いので)、他人の会話で気が散ったりと色々弊害がありますが、家だと画像もよく見えるし集中しやすいなと。

まだまだ知りたいこと、見たいもの、触れたいものはたくさんあるので、またインプットしたいな♪

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